[ 06/12 八百長告白テープ不謹慎…宮城野親方処分へ ]

　０６年名古屋場所の白鵬―朝青龍戦に関して八百長を指示したと週刊現代に報じられ、名誉棄損訴訟を起こした日本相撲協会前理事長の北の湖親 方（元横綱）が１１日、東京地裁に出廷し「相撲に八百長などはない」と記事の内容を否定した。記事は、２年前に宮城野親方（元十両・金親）が元愛人に対 し、北の湖理事長（当時）に八百長工作を指南されたことなどを告白した録音テープを基に書いたとされる。北の湖親方は、相撲協会の調査で宮城野親方はテー プの存在は認めたものの「うその内容を話したと認識している」と証言した。

　しかし、テープの内容は不謹慎として、武蔵川理事長（元横綱・三重ノ海）はこの日、「係争中だからまだ判断できないが、処分はしなければいけない」と明言。裁判が終わり次第、宮城野親方に「注意」「減俸」などの処分が科される見込みとなった。